英語を使えると将来が変わる

英語が使えない日本人が多いのはなぜか?

　「日本人は読み・書きは出来るのに、会話が出来ない。」多くの外国人がこう言います。理由は2つ。中学・高校と書くことと読むことを中心とした教育を受け続けて来たから。文法や読解、決められた文章のリスニングばかりをしていたのでは、変化のある生きた英語でのコミュニケーションを磨くには効率的ではありません。もう一つは、大学生などで英語は出来ても英語を使って話すことがないから。せっかく文法・構文の知識があっても使う訓練をする場が極端に少ない(大抵の大学では週に2～3コマしかありません)ため、英語で考えながら話すという訓練が出来にくいのです。

せめて、子供達は英語で苦労させたくない

　私は小学生の間に英語など学習したことがなく、私立中学に入学してから大変な思いをしました。私以外は既に英語を学習したことがあり、最初から大きく後れを取っていたのです。周囲に追いつくまでは、かなりの努力が必要でした。
　やがて親となり、子供たちには英語で苦労させたくない、と考えるようになりました。大学自体の経験から、英語の習得には日常的に使うことが役に立つと考えました。できれば、少人数で・・・、外国人講師で、と考えるようになりました。相生市だけでなく、近隣の、たつの市や赤穂市、上郡町にも英会話教室はあります。ですが、英会話に通わせるとなると、通学だけでも大変です。学費の面からも、我が家には手の届くものではありませんでした。見つけた教室は週に2回、1回1時間、5人程度の生徒に先生1人の授業で13,000円程度もかかってしまうことがわかったのです。毎日なんて、しかも２人の息子にと考えると、とても無理でした。

オンライン英会話との出会い

　そんな時に、仕事の関係でオンライン英会話を知りました。「毎日1回の授業が150円程度で受講可能! これだ!」っと考え、すぐに体験授業の申し込みをしました。まずは、私がSkype英会話の生徒として試してから子供たちに学ばせるスクールを決めようと考えました。14～15校の体験が終わり、その中で最も良いと感じた英会話スクールに入学。1か月に30分授業が30回受講可能で月間11900円。自分自身で先生に予約を入れるという感じでした。実際、このスクールは価格面では少し高かったのですが、他の格安スクールは、質という点で問題外でした。中には面倒くさそうに話す英会話学校までありました。その点、このスクールの体験授業の講師は素晴らしく、納得して入学しました。ところが、思ってもいなかったことに気付きました。確かに約40人の講師のうち4～5人の優秀な方がいらっしゃいます。ただ、優秀な講師に予約が集中するため予約が取れず、他の講師の授業を取らざるを得ないのです。1か月の間に、お目当ての講師は月に５～6回取れればよいほうでした。それ以外の先生は、早口な先生あり、面倒くさがりな先生ありで、思うように授業が受けられませんでした。

自分が子供達に受けさせたいと思うような教室を始めてみよう

　そこで、「思うようなスクールを自分で作ってみよう」と考えました。実際に自分で色々な先生を探し始めました。最初に見つけた先生は少し厳しそうな印象でしたが、日本語もできで、他の英会話教室でも、ほぼNo.1という方でした。個人的にskypeでやり取りし、彼女に英会話スクールで困っている話をしてみました。人気のある先生は授業の予約がなかなかとれないこと。隠していたが、実は私は英語でのコミュニケーションが出来ること。子供たちの英会話スクールを探していたが、なかなか見つからないこと。などを話したあと、「個人レッスンでやってくれないか?」とお願いしました。もちろん、給料は現状の1.5倍を払おうということで話しました。正直、1.5倍を払っても、確実に彼女の授業が受けられればその方が得と考えました。

日本語だけ出来れば大丈夫

　今までは、「英語が出来なくても生きていける」とする意見が多く聞かれました。日本国内にいる限りは何とかなっていた時代でした。しかし、東京オリンピックを控えて日本国内も大きく変わろうとしています。近年、外国人の姿を見ることがめっきり増えたと思いませんか? 今や日本では高齢者の比率は約３分の１。職場も街中も日本人の若者はめっきり減りました。政府は当然のように外国人労働力を入れて当面をしのぐしかありません。日本語が出来ない外国人とコミュニケーションをとることは日本国内にいても必要になってきました。

　また、今や日本は世界で所得がトップクラスの国などではありません。2017年の統計では、イタリアとイスラエルに挟まれて18位。スイス人の３分の1.アメリカ人の半分程度の所得しかありません。さらに、若者ではなく老人向けの政策をとる国になってしまった日本。将来に期待できず、衰退する日本を見限って、優秀な学生ほど海外の大学院・海外の企業へと就職する者が増えています。

英語が出来ると将来が大きく変わる

　現在、アジアや東欧諸国、衰退著しいイタリア、ブラジルなどでは英語が出来るかどうかで大幅に収入に差が出来ています。英語が話せる労働者は外国人と共に働き高給を得ていますが、話せない自国民だけが働く職場は総じて低賃金です。日本でも同様な変化が、すぐそこまで来ています。教育界も重い腰を上げ、大学入試センター試験を2020年以降に大改革することを決めました。これに伴い、2002年以降生まれの子供達の英語教育も大きく変化しようとしています。本番入試ではリスニング試験を大幅に拡充。英検やTOEFL、IELTSなどの外部試験利用。実用からかけ離れた受験英語から使える英語へのシフトを鮮明にしてきました。未来の可能性を狭めないためにも、早い時期から英語に慣れ親しむ機会を持つことを強く推奨します。

息子が英語をやってて良かったこと

　ここからは、我が家の体験です。実例として紹介します。ちなみに私立の進学校などではありません。相生市立の小学校、中学校、近所の県立高校と進みました。公文式の教室には行きましたが、塾などには一切通っていません。まず、中学１年生の段階で英語が得意だと思って授業に取組むことが大きいです。それから、国のやってる「ミクロネシアへの派遣団」に格安で参加できました。(ミクロネシアで無人島体験などコミコミで２週間で5万円くらいでした) 次に、高校進学時には英検２級を持っていたので、面接では話題になったそうです。入学後も、まず英語で困らないので数学と国語に集中できました。おかげで、進路の選択の幅が大きく広がりました。加えて、海外との交換留学(タイに10日間で６万円)に格安で参加できたので貴重な体験を積むことが出来ました。さらに校内のコンテストなどで表彰してもらったりしました。いくつかの国立大学では英検２級でも、英語のテストを満点扱いにしてくれたりといったメリットもあります。私立の場合は、有名大学の多くで学科試験なしの面接のみといったAOや推薦入試で進学できます。準１級を取得していれば授業料が半額や全額免除などの信じられないような好条件もあります。

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